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古民家の断熱リノベーション03

断熱とは直接関係しないが、戸建てのリノベーションでは、「残すところ」と「新しくつくり直すところ」の境界をどう納めるかも大切なポイントとなる。

たとえば――。

階段は既存のまま残す。けれど、天井の高さが変わることで、これまで隠れていた階段裏が見えるようになる。

和室の天井も残す一方で、押し入れや仏間は撤去する。その境目を、どのようにつなぐのか。さらに、撤去する予定の床柱が梁にまで達しているため、仕上げだけではなく、構造的な補強方法も考えなければならない。

現場で既存の状態を確かめ、そこから最適な答えを探していく。図面だけでは表現しきれない、リノベーションの難しさ。そして、面白さでもある。新築がオーケストラなら、リノベーションはJAZZ。こういう場面に出会うたび、そんなふうに思う。

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