知ってトクする豆知識
中古住宅リノベーションの
知ってトクする豆知識
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固定資産税の土地面積にご注意を
家を購入すると、住宅ローンの返済のほかに、毎年固定資産税の支払いが必要になります。固定資産税は、建物と土地にかかる税金。自治体によって土地と建物それぞれが評価され、この評価をもとに税額が算出されます。これは、戸建てでもマンションでも同じです。
建物は古くなるにつれて評価額が徐々に下がり、これに伴って税額も下がっていきます。一方、土地はその時々で市場価格が変わるため、税額も上がったり下がったりします。
ここで気をつけておきたいのが、土地の面積。土地の評価額は、登記簿に記載されている面積とその時の市場価格をもとに算出されます。ところが、登記簿に記載されている面積が実際の面積とは違うことがあるのです。これは、土地の面積が厳密に管理されていなかった時代に、間違った測量値のまま登記されてしまったためと考えられます。
土地の評価面積は、毎年4月ごろに送付される納税通知書に記載されています。この面積が実際の面積より大きい場合は、余分な支払いが生じているということ。修正するには、市町村の固定資産税課で訂正を依頼しなければいけません。場合によっては、司法書士や土地家屋調査士などに依頼して、登記をし直す必要があります。
そうならないためにも、土地を購入するときは、実際の面積と登記簿の面積、市町村が評価する土地の面積全てが一致しているか確認することが大切です。住宅会社にも相談しながら、損のない契約をしてくださいね。