RenovationStory
#02
ふたりだけの
気ままな休日を
満喫したい
Outline
- 大阪市大正区【I様邸】
- マンション(築37年)56㎡
- 夫40代(アパレル)/妻40代(主婦)
- 物件費用 1300万円
- リノベーション費用 1250万円
- 諸経費 20万円
Story
#02__01
ヒアリング
中津で開催していたマンションリノベーションのオープンルームに来ていただいたことがお話のきっかけでした。「夫婦ふたり暮らしなので、そんなに広さはいらないんだけど、大阪市内の便利のいいマンションが良い。古くても全然OK!」おふたりの楽しみはというと、ゲームや音楽を楽しみながら、キッチンでおつまみを作りつつ、ソファでのんびりお酒を飲む、そんな休日を過ごしたいとのこと。
「便利だけど案外静か」というところをポイントに、1日中家にこもっていられるお部屋になりそうかをイメージして物件探しをスタート。今回は家具や家電もインテリアに合わせて全て新調するので、物件+リノベーション費用は3000万円以内では抑えたい、というご希望でした。
#02__02
物件探し・契約
ご主人がわかりやすくまとめてくださった希望エリアの色分けマップ。黄色が第1候補、水色が第2候補です。実際に現地に行って内覧してみると、隣人がベランダでタバコを吸っているところに遭遇したり、下階より上階の方が街の音が静かだということが実感できたり。やっぱり行って見てみないと分かりません。
約1年後、大正区のマンション6階のお部屋に決定。古いマンションながら共用部の清掃も行き届いていて、内覧を重ねるごとに、暮らしのイメージができるようになってきました。特に1番のインスピレーションは「作ってすぐ出せるおうち居酒屋」。アイランドキッチンがそのイメージにピッタリなのですが、配管スペースの確保のため床の段差が生じるので、そのことを購入決定前に現地で確認していただきました。
#02__03
設計・デザイン
水まわり以外は「ワンルームにする」がプランのコンセプト。元々のキッチン、ダイニング、和室、洋室をひとつの部屋にしてしまい、寝室部分は造作クローゼットで仕切るだけにしました。それと、買い置きの品物や頂きもののお米などを収納する場所がほしいということで、玄関脇の部屋を土間収納に。
「つくっては食べ飲み」を実現すべく、ステンレスのフルフラット造作キッチンを中心に、そのまわりにダイニングとソファを配置する計画に。テーブルともフラットになるように、床の高さの設定をいくつかシミュレーションしました。壁や天井は基本スケルトン(コンクリートのまま)とし、床はダークな色の超幅広フローリングにすることで、まるで隠れ家にいるような雰囲気に。
#02__04
現場工事
マンション工事のスタートは、一旦全てを解体してスケルトン状態から。そして、アイランドキッチンの配管のために床上げになる箇所を最小限にするべく、配管ルートを決めることが前半のポイントです。電気や換気扇などの必要な設備のルートを決めていきながら、間仕切り壁を建てる位置を細かく決めていきます。
寝室との仕切りにするクローゼットは、表面の材料を床と同じ材料・カラーリングにすることに。これで全体の統一感が出てきます。細かい仕様などは基本おまかせでしたが、造作キッチンや家具のレイアウトの確認、色柄の確認、コンセント・スイッチ位置の確認などはお客さまと都度現場で確認をさせてもらいました。
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完成
お料理好きな奥様は広々キッチンと「おうち居酒屋」ができることに大満足。ベッドスペースまわりにそれぞれのクローゼットがあるので、全てのことがワンルームで生活できます。インテリアは全体のトーンを落とし、照明をスポットライトを中心として、落ち着いた大人の空間に仕上げています。
USER'S VOICE
とっても落ち着いた使いやすいお部屋で、休みの日はお酒も進んでまったりと過ごせています。