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丸テーブルの魅力

Recette Furnitureの納品事例。

今回選ばれたのは、朝日木材加工の BRIGE シリーズ。デンマークのデザイナーが手がけたシリーズで、シンプルな佇まいのなかに、北欧家具らしい温かさがある。店内で家具を見ながら、テーブルやチェアについて一緒に考えていった。

BRIGEの丸テーブルは店頭展示がなかったため、カタログと、サイズの近い別の丸テーブルを使って大きさや使い勝手を説明し、テーブルの大きさやチェアの座り心地、張地の色などを一つずつ検討した。

室内の床がオークだったため、テーブルとチェアにもオーク材を選び、空間全体の素材感を揃えた。特に印象に残っているのが、チェアの張地選び。「赤もすてき」「黒は、少し重たく見えるかも」色見本を並べ、お客さまと一緒に迷いながら決めていった。

 

床と同じオーク材で揃えたことで、空間に自然な統一感が生まれた。そこへ角のない丸い形が加わり、部屋全体が少しやさしく、心地よい雰囲気になった。

ただ、実際に丸テーブルを選ぶ人は、それほど多くない。打ち合わせでも、「家具の配置が難しそう」「広い部屋でないと置けなさそう」「四角いテーブルのほうが使いやすそう」そんな声をよく耳にする。

けれど、丸テーブルには、四角いテーブルにはないよさがある。角がないため、そのまわりを歩く動線が滑らかになる。小さな子どもがいる家庭でも、角にぶつかる心配が少ない。住宅のなかには、壁や建具、キッチンなど、直線や四角で構成されたものが多い。そこへ丸いテーブルが一つ加わるだけで、空間の緊張がほどけ、全体の印象が柔らかくなる。

座る人同士が自然と向き合えることも、丸テーブルならでは。席の上下関係が生まれにくく、家族や友人との会話も始まりやすい。

一見、取り入れるのが難しそうに思える丸テーブル。それでも、部屋の広さや周囲の動線に合ったサイズを選べば、暮らしやすさにもつながる家具となる。家具は、単体のデザインだけで選ぶものではない。床や壁の素材、照明、部屋の広さ、日々の動線。それらとのバランスを考えながら選ぶことで、家具は空間のなかに居場所を見つけ、暮らしの風景になっていく。

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