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一枚板はなぜ特別?購入前に知っておきたいメリットとデメリット
一枚板の魅力と、選ぶ前に知っておきたい注意点。
いちばんの魅力は、世界に一枚しかない特別なものであること。何百年もの時間を生きた木が、自然のなかでつくり出した木目や形。同じものは、世界に二つとない。
使い込むうちに色合いが変化し、少しずつ味わいを増していく。そんな「経年美化」を楽しめることも、一枚板ならではの魅力だ。
耐久性にも優れ、木が生きた年数と同じだけ使えるともいわれている。200年生きた木なら、家具になってからも200年使えるということ。実際に、数十年にわたって使い続けられている一枚板の座卓やテーブルも少なくない。
そして何より、木の温かみを日々の暮らしのなかで感じられることが、一枚板の大きな魅力となる。

もちろん、よいことばかりではない。
一つ目のデメリットは、購入費用が高いこと。二つと同じものがなく、木が育つ時間まで含めれば、一枚の板を家具として仕上げるまでに最低でも100年以上かかっている。それほど長い時間を経て生まれたものだから、どうしても価格は高くなる。
ただし、これも考え方次第。ダイニングテーブルは、人生で3回ほど買い替えるともいわれている。一枚板は基本的に壊れる心配が少なく、飽きることがなければ長く使い続けられる。買い替えを重ねる必要がないと考えれば、トータルでは必ずしも高い買い物とは限らない。とはいえ、購入時の金額が高いことに変わりはない。
二つ目は、環境によって反りや割れが生じること。一枚板は、家具になってからも呼吸を続けている。反りや割れが絶対に起きないとはいえない。特に乾燥には弱く、エアコンの風が直接当たり続けると、木口に割れが入ったり、板が反ったりすることがある。木が反ると書いて「板」と読むほど、木の動きは自然なものでもある。
特に動きやすいのは、家に納めてからの1年間。新しい住環境に、木が少しずつ慣れていく期間となる。2年目以降は、引っ越しなどで環境が大きく変わらない限り、割れや反りは起こりにくくなる。写真を見ると、割れの様子がわかりやすい。

世界に一枚だけという魅力がある一方で、自然素材だからこその動きもある。それらを理解しながら長く付き合っていくことが、一枚板の楽しさであり、奥深さでもある。
