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コペンハーゲンの美術館 〜ルイジアナ近代美術館〜
「世界一美しい美術館」として知られる、ルイジアナ近代美術館へ。コペンハーゲン中央駅から電車で約50分。Humlebæk駅で降り、そこから歩いて10分ほど。
……のはずだった。
電車の中でウトウトして、そのまま乗り過ごしてしまった。

よくわからない終着駅のようなところで降り、Google先生を頼りに、南へ向かうバスに乗る。
切符を24時間パスにしておいてよかった。
これは負け惜しみ。
車窓から間近に見える海も、なかなかきれいだった。
これも負け惜しみ。
そんな寄り道を経て、ようやく美術館に到着。


看板は驚くほど小さい。
けれど、これくらい控えめなほうが、周囲の景観にはよく馴染む。
チケットを買って中に入ると、すぐにミュージアムショップ。その先を抜けると――。


なかなか気持ちがいい。作品と自然が、ひとつの風景として溶け合っている。
振り返ると、先ほど通り抜けてきたミュージアムショップが見える。

さらに奥へ歩いていくと、海を望むミュージアムカフェが現れた。

ここでワインを飲んだら、さぞ最高だろうなと思う。しかし、電車を乗り過ごした事件などを経て、予定はすでに1時間半押し。
残念ながら、今回は断念。

屋外の作品と海を眺めながら、パンを食べたり、コーヒーを飲んだりしている人の姿もちらほら。この場所で過ごす時間そのものが、美術館を訪れる体験の一部になっている。
さて、肝心の美術館へ。

建物は、木陰にひっそりとたたずんでいる。館内案内を見ずに歩き回っていたため、ここがメインとなる建物の入口だとは思いもしなかった。
入口を入ると、そのまま地下へと潜っていく。



建物のボリュームは、それほど大きくない。内部も通路のように連なるシンプルな構成で、全体にとても落ち着いた空気が流れている。
「世界一美しい美術館」と聞けば、さぞ華やかで、美しい建物が待っているのだろうと想像する。けれど、ここにあるのは、建物そのものが強く主張する美しさではなかった。
アートも建築も、人の手によってつくられた人工物。それらが自然とひとつになり、風景のなかへ静かに溶け込んでいる。そのあり方こそが、この美術館の美しさなのだろう。
日本人にとっても、どこか共感しやすい美しさだと感じた。

