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知ってトクする豆知識

中古住宅リノベーションの
知ってトクする豆知識

vol.

便利な「アウトセット引き戸」

通常の引き戸は、開けた時に一方の壁に建具が引き込まれるように造られています。この引き込むほうの壁は、扉を引き込んだ時に他の壁と平らになるようにできています。つまり、壁が扉の厚み分薄くなっているということです。

では、リノベーションで開き戸を引き戸に変更する場合はどうするかというと、開口部の横の壁を扉1枚分の大きさだけいったん大きく壊して、扉を引き込むための薄い壁をもう一度造る工事を行います。しかし、壊す壁に筋交いが入っている場合などは壊すことができません。なにより、壁を壊してもう一度造るという工事は大掛かりで費用もかかります。

そこで便利なのが「アウトセット引き戸」です。これは、扉を開いたときに、壁の外側にスライドさせるもの。開口部の上にレールを取り付け、これに扉を吊って左右に動かす仕組みです。これなら壁を現状のままで使えるので、潰したり再度造ったりする手間が要りません。費用も安く済み、便利ですね。

ただ、扉を閉めた時は、通常の引き戸のように枠にピタッとはまるように閉まるわけではなく、開口部の上にかぶせるような形になります。ですからどうしても扉と壁の間には隙間ができてしまいます。密閉度が低く、音や匂いが外に漏れやすい点がデメリット。トイレには不向きですね。でも、リビングや洗面所など、隙間がそれほど気にならない場所にはとても便利です。

最近では、レール部分がアイアンになっているものや飾りがついたもの、車輪のようなコロがついたものなど、おしゃれなタイプもたくさんあります。あえてレールを見せたり、カーテンレールのボックスのように完全に隠してしまったりと、お部屋のデザインに合わせて選ぶことができますよ。

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