中古住宅リノベーション
設計の手帖
vol.
固定資産税の土地面積は正しいか
住宅を所有すると、毎年支払うことになる固定資産税。土地と建物それぞれに対して、市町村が定める評価額などをもとに税額が算出される。
建物は、築年数の経過による劣化などを考慮して評価され、土地は、立地や地価の変動などによって評価額が変わる。
ここで知っておきたいのが、土地の面積について。
土地の固定資産税は、原則として登記簿に記載されている面積をもとに評価されている。ところが、この登記面積が、実際の土地の面積と一致していないことがある。古くからある土地では、現在ほど測量技術や土地の境界に関する資料が整っていなかったため、登記面積と実測面積に差が生じている場合など。
例えば、登記簿では150㎡となっている土地が、実際に測量すると140㎡しかなかったとしたら。登記面積のまま課税されていれば、実際より広い面積をもとに税額が計算されている可能性がある。
固定資産税の納税通知書に添付される課税明細書には、土地の面積や評価額などが記載されている。もし実際の面積と異なる場合は、市町村の固定資産税担当窓口に相談することで、評価に用いる面積を見直せる場合がある。
また、登記簿の面積そのものを訂正するには、土地家屋調査士による測量や、地積更正登記などの手続きが必要になることもある。
土地を購入するときには、登記簿の面積だけでなく、測量図の有無や実際の境界、課税上の面積にも注意が必要だ。
